サバ州の先住民族のローカルフードを食べる!
サバ州には30を超える先住民族が暮らしています。その中でも最大民族と言われる「カダザンドゥスン族」の伝統的な料理をメインに今回は紹介します。

カダザン族は農耕民族と言われおり、自然の恵みたっぷりの素材を使い、辛すぎず、甘すぎず、意外と食べやすくておいしいのがサバ州の伝統料理です。
〇ヒナバ(Hinava)

「Ikan Tenggri(サワラ)」と呼ばれる白身魚をライムや唐辛子、ショウガでマリネしたもの。小さな赤玉ねぎ、ゴーヤが入ってる場合もあります。
白身魚をライムなどとしっかりと揉み解して作るので、すっぱい中にあるピリッとした辛さが癖になる味です。
サバ州の隣にあるサラワク州では「うまい」という名前で呼ばれていますよ。
本当に「うまい!?」のかは、是非お試しください。
〇リノポット(Linopot)
昔ながらの葉っぱで包まれたご飯のこと。
30センチ以上にもなるのでタラップと呼ばれる葉がよく使われます。
中には、地元で採れた赤米が入っていることが多く、葉っぱに包まれているといい香りが増す気がします。
その葉っぱを広げて、おかずを載せていくとお皿代わりにもなるので、昔の人たちは畑に行くときにリノポットを持って行っていたようです。
〇トゥハウ(Tuhau)
ジャングルに生育する野生のショウガ「トゥハウ」のお漬物。(ピンク色でとてもかわいい!)トゥハウを細かく刻み、小さい唐辛子とライムジュースで漬けており、「ご飯のお供」として食べます。ショウガの仲間ですが、ショウガの味はしません。
〇バンバンガン(Bambangan)

ボルネオ島のジャングルだけに生息するマンゴーの仲間「バンバンガン」を使ったお漬物。
茶色皮をむくと、きれいなオレンジ色の果実が出てきます。
このお漬物は、果実の中のタネも砕いていっしょに漬け込みます。
こちらも、「ご飯のお供」として食べます
〇バソンガン グリン(Basungan Guring)
イカンバソンと呼ばれるイワシのようなお魚を骨まで食べれるぐらい丸揚げしたもの。
カリカリと頭まで食べることができるので、おかずだけではなく、おつまみとしても販売されるほどです。
〇バリオライス(Bario Rice)
伝統料理ではないですが、このお米は、高原で育てられた貴重なお米です。
特徴としては甘みがあり、他のマレーシアのお米に比べると粘り気があります。
その甘味が先ほど紹介した様々なおかずとマッチして、ついついお代わりをしたくなるほど
とてもおいしいお米です。
〇アンブヤット(Ambuyat)
サバ州のお隣の国「ブルネイ」の伝統料理といわれていますが、サバ州でも昔から食べられています。この「アンブヤット」は、サゴヤシの幹の中からでんぷんを粉にし、お湯を加えてかき混ぜて作るもの。
アンブヤット自体には味はないので、ピナサカンというイカンバソンを煮た酸っぱいスープなどに味をつけてから、つるん!とのどごしを楽しみます。チャンダスというお箸のような棒状のものをくるくる回して食べるので、誰が上手にすくうことができるかも楽しめますよ。

コタキナバルでサバ州の伝統料理を気軽に食べることができるのはこちらです。
〇 LITTLE SULAP
市内中心地にあり、外観がピンク色でかわいい写真映えするレストランです。
住所:No.12(C),Jalan Dewan,Austalia Lane,88000,Kota Kinabalu Sabah
営業時間:10:00am-10:00pm
〇My Native Sabah
カダザン族が多く住むプナンパンエリアにあるお店。ここではブトゥットと呼ばれるゾウムシの幼虫を食べることにトライすることも可能。

住所:1st Floor,Plaza333 Penampang Sabah
営業時間:11:30am-08:30pm (休業日:日曜)
連絡先:016-833-2381
*コロナの影響で営業時間が変更する場合がございます。直接ご確認ください。
どこか懐かしいようで、新しい味。
是非、サバ州でしか味わうことができない伝統料理を食べに来てくださいね!
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