サバ州先民族の地酒を飲んでみよう!
サバ州の先住民族の中では、自分たちでお酒を造る文化があります。
それらのお酒はお米を使ったライスワインで儀式や結婚式などのお祝い事では、なくてはならないのがこの現地の昔ながらのお酒。今回はそんなサバ州の地酒を紹介します!
料理にも使われる香り高い「リヒン(Lihing )」
プルッ(Pulut)と呼ばれるもち米とササド(Sasad)と呼ばれる酵母(イースト菌)とお水を使って作られるライスワイン。
色は半透明で琥珀色のような色合いで、甘みがあり比較的飲みやすい味です。
リヒンはサバ州最大民族のカダザンドゥスン族の間でよく呑まれています。
作る人により味が異なり、母から子へと味が受け継がれるものでもあります。
また、様々な迷信があり製造過程では「嘘をつくと味がすっぱくなる」や「生理の際は触らない」、「家族の仲が悪いとおいしくなくなる」などおいしいリヒンを作るための言い伝えも多いので、むやみに触ることは避けましょうね。
このリヒンは、鶏肉と一緒に煮込んだ「リヒンスープ」や、サバ州で食べることが出来る「トゥアラン麺」の調理の際に使われるなど、サバ州の料理にもなくてはならないお酒です。料理に使われることで更にリヒンのおいしくて良い香りが高まります。
最近では、ホテルやコタキナバル市内のバーなどでも、このリヒンを作ったカクテルなどが販売されています。
メニューで見かけた際は是非お試しください。
壷に入ったストローを使って飲むお酒「タパイ(Tapai)」
普通のお米と玄米、ラギと呼ばれるイーストを使って作るライスワイン。
主に内陸部のタンブナンやケニンガウで呑まれています。
伝統的な壷「タジャウ(tajau)」に入ったお酒を竹で出来たストローを指して回し飲みするのが特徴!
呑んだ分だけ、お水を足されるのですがタパイ自体のアルコール度数がかなり高いので飲みすぎには注意が必要です!
最近では、気軽に飲めるようなカップタイプの販売もされているようですよ。
それほど、サバ州の人たちにとっては身近なお酒なんですね。
リサイクルビール瓶で販売されてる!?「モントク(Montoku)」
ルングス族がよく呑むのがこのモントクというお酒で、
タパイやリヒンから製造される蒸留酒で色は無色透明です。
アルコール度は17-35%あると言われています。
味は「アルコール!」という味になるので、きついお酒が好きな方におすすめですよ。
地元スーパーマーケットのお酒売り場の端のほうに、売られていることもあるので、
是非探してみてください。
民族衣装を来て、伝統的なお酒を飲んで、民族舞踊を一緒に踊れば、
あなたもサバハン(サバ州のひとたち)の仲間入り!
お土産用のリヒンなどは、サバ州政府観光局直営店の「カダイク(Kadaiku)」でも販売がされています。
お酒好きのあの方へのお土産にいかがでしょうか。*在庫がない場合もございますのでご了承ください。
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