気軽に行けるコタキナバルの観光名所、アトキンソン時計台

Photo By: Sabah Tourism Board

コタキナバル市内散策中にふらっと気軽に寄れる数少ない観光名所の一つ、アトキンソン時計台(Atkinson Clock Tower)。以前ブログ記事でもご紹介したおしゃれカフェやレストランの並ぶロロンデワンのすぐ近くで徒歩数分で行ける距離にあります!とてもクラッシックレトロな佇まいですが、それもそのはず、アトキンソン時計台はコタキナバル市内最古の木造建造物なのです。英国植民地時代の建築デザインを表現していることで現在でも高く評価されています。 遡ること1905 年、当時ジェッセルトン(現在のコタキナバル) では一時間毎にこの時計台のチャイムを聞くことが出来ました。

アトキンソン時計台の名称は実在の人物、1901年よりジェッセルトンの初代地区役員であった英国人のフランシス ジョージ アトキンソンに由来しており、彼の記念碑として建てられました。人々はこの時計台の完成をとても喜びましたが、その裏には悲しいエピソードがあるのです。アトキンソンは就任一年も満たない1902 年12 月 6 日に残念ながらマラリアのため亡くなってしまいます。彼が亡くなった後、母親、同僚、友人らが記念碑としてこのジェッセルトンに立派な時計塔を建てる事を決意し、英国政府の支援などで資金を調達し時計台が完成したのです。

英国植民地時代から第二次世界大戦を越え、今までのコタキナバルの発展をずっと見守ってきた歴史ある時計台。是非コタキナバル散策時に立ち寄ってみてくださいね!

*2023年6月現在一時閉鎖中ですが、近くから外観の見学は可能です。

 

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