世界自然遺産キナバル公園の魅力を体験しにいこう!

マレーシアで最初のユネスコの世界自然遺産に登録されている「キナバル公園」には、
マレーシア最高峰(標高4095.2m)のキナバル山があり、世界中から登山者が訪れます。
今日は、全面積754㎢(75,370ヘクタール)にも及ぶ広大な場所です。
地元の人たちには「アキ・ナバル」と呼ばれ先祖の霊が宿ると信じられています。
世界遺産キナバル公園
キナバル公園はサバ州政府により国立公園に登録され、2000年12月にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
この公園の一番の特徴は動植物の多様性の宝庫と言われています。
特にキナバル山は熱帯性低地林からアルプス性の高山植物まで一つの山の中にあるので、バードウォッチングや珍しい植物の観察を楽しむことができます。
キナバル公園の本部は標高1,520mの場所に位置しており、キナバル登山の手続きをする受付や、宿泊施設、レストランや8箇所のトレッキングトレイルや植物園があります。
トレッキングトレイルは短いもので600mほどから長いもので5.6キロのものもあり、体力や時間に合わせて楽しむ事が出来ます。
特にキナバル公園内にある宿泊施設は、様々な種類のコテージタイプから、ドミトリータイプまで様々。こちらも予算や宿泊人数によって選ぶことができます。
特に朝焼けや早朝に見える大迫力のキナバル山の景色は見るものを魅了します。
住所:Kinabalu Park HQ,Mount Kinabalu area, Sabah, Malaysia.
入場料:大人RM15/子供RM10
植物園入場料:大人RM5/子供RM2.5
植物園営業時間:09:00-15:00(最終入場)
*営業時間などは変更する可能性があります。
キナバル公園内の動植物の数々
キナバル公園内で特に800種類を超えるラン、10種類以上のうつぼかずら、鳥類や昆虫、蝶などがたくさん生息しています。
また、キナバル公園にしか生息していない固有種の植物や鳥なども多くあります。
そのためバードウォッチングで訪れる方や昆虫見学、植物の観察など
ファンにはたまらない場所なため、世界中からたくさんの研究者なども足を運びます。
特にキナバル公園内の植物園ではたくさんの珍しい植物をゆっくりと観察することができるので、植物好きの方にはぜひ訪れてほしいスポットです。
マレーシア最高峰キナバル山に登ろう!
キナバル登山をするときは、通常1泊2日で行います。キナバル山登山を計画するには、キナバル山は保護のために1日の登山者人数が政府により決められているので、まずは山小屋の確保が重要になります。
まずキナバル公園内にある標高1,866mのティンポホンゲートから登山がスタートし、4,095mにあるロウズピークを目指します。距離としては8.8㎞ほどになります。
登山道は整備されているため、海外登山が初心者の方でも比較的気軽に登りやすい山としても有名で、海外登山の登竜門とも呼ばれています。
1日目は、ティンポホンゲートを出発し、各所に休憩所があるのでお手洗いなども心配することもありません。高度が高くなってきますので無理をせずゆっくり一歩一歩登っていくことがポイントとなります。
1日目は3,372mに位置するラバンラタゲストハウスと呼ばれる山小屋まで到着すると、快適な山小屋にて、のんびりとした時間を過ごしてください。
2日目は 早朝2時ごろのまだ真っ暗な時間に山小屋を出発します。ヘッドライトを頼りにしながら最高峰のロウズピークまでは約2㎞の距離となります。
ご来光に合わせて頂上のロウズピークに到着し、是非記念写真を撮ってください!
日が上がりあたりが明るくなってくると、紙幣などにも描かれるサウスピークや、ドンキ―イヤーピーク、セントジョーズピークなど、登頂した人にしか見ることができない景色が広がっており、達成感と感動で2日間の疲れも忘れてしまうほどです。
問い合わせ先:ステラサンクチュアリーロッジ https://suterasanctuarylodges.com.my/
または旅行会社にお問い合わせください。
もうひとつのキナバル登山の楽しみ方「ヴィアフェラータ」
実は登頂をしたあと、ギネスブックに掲載されているヴィアフェラータ(イタリア語で鉄の道)と呼ばれるアクティビティ)を楽しむことができます。
キナバル山にあるヴィアフェラータは世界で一番高いところにあるヴィアフェラータです。
キナバル山には2種類のヴィアフェラータが設置されています。安全器具をつけてスタッフと一緒にスリルあふれるアクティビティを体験してください!
・ローズピークサーキット:3,776mから始まるロングコース。吊り橋などがあるので、体力に自信のある方はぜひこちらに挑戦してください。
・ウォークザトーク:初心者でも体験できるショートコース
それぞれ年齢制限など諸条件があるので、予約の際にご確認ください。
問い合わせ先:マウンテントーク https://www.mountaintorq.com/
または旅行会社にお問い合わせください。
~キナバル公園への行き方~
コタキナバル市内から車で約2時間。基本的にGrabやタクシーでの往復は難しい。乗合いバスも運行しているが、出発時間が把握できないないので要注意!
旅行会社の日帰りツアーや1泊2日の登山ツアーに参加すると効率よく周ることができます。
熱帯雨林のジャングルの中にあるポーリン温泉
キナバル公園本部より車で45分さらに行った先にあるのがポーリン温泉。
ポーリンというのは、このあたりに住む先住民族ドゥスン族の方の言葉で「竹」という意味です。たくさんの竹をポーリン温泉付近で見る事が出来ます。このポーリン温泉は日本軍が見つけ出したともいわれており、今では地元の人達にとっても観光地としても憩いの場となっています。
源泉も見ることができ、ミネラルたっぷりでこのあたりは温泉らしい硫黄の香りが漂っています。
この温泉は、水着着用の屋外風呂と有料で楽しめる個室の貸し切り風呂があります。
それぞれ、使用する際にお湯を溜める必要があるので、入るまでに時間を要します。
地元の子供たちは、屋外にあるロックプールというプールで楽しんでいます。
キナバル公園のように、ポーリン温泉内にも様々な種類のコテージタイプから、ドミトリータイプまで様々。
こちらも予算や宿泊人数によって選ぶことができます。
また、ポーリン温泉内には、ラン保護センターやラフレシアガーデン、バタフライファーム、キプンギット滝もあり、さらに片道2時間のジャングルトレッキングの先には高さ120mにも及ぶ立派な「ランガナン滝」があります。
住所:Poring Hot Spring, 89300 Ranau, Sabah
入場料:大人RM15/子供RM10
⋆同日にキナバル公園本部とポーリン温泉を回る場合は、チケットを紛失しないようにしてください。
木と木をむすぶ吊り橋「キャノピーウォーク」

鳥の目線になることができるつり橋「キャノピーウォーク」。
元々は、動植物の観察や研究のために作られました。一番高いところでも高さ41mという高さがあるので、キャノピーウォークからの眺めは普段とは違ったものです。
キャノピーウォークに行くまでは、15分程度熱帯雨林のジャングルをトレッキングするので歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
キャノピーウォーク:大人RM5/子供RM2.5
その他、カメラ持ち込み料がかかります。
時間:08:00 -15:00 (入場制限などがある場合もあります)
世界最大の花「ラフレシア」

開花までに1年以上の月日を必要とし、開花してからも約1週間程度しか咲きません。
また、開花するタイミングもわからないので、ラフレシアを見れた場合はラッキーだと言われています。
ラフレシアはぶどう科の植物に寄生している「寄生植物」で、茎や根、葉もない不思議な生態をしています。
ラフレシアはポーリン温泉エリア近くでよく観察することができます。
~ポーリン温泉への行き方~
コタキナバル市内から車で3時間。キナバル公園本部から車で約45分。
バスなどの公共手段はないので、レンタカーおよびツアーで訪れることが可能。
マレーシアで3番目に高い「タンブユコン山 (Mt.Tambuyukon)」
標高2,580mのタンブユコン山は、まだ開発や研究などが進められていない未知の場所でもあります。
川を渡ったり、キャンプをしながら2泊3日ほどの行程で全長14㎞をトレッキングしていきます。ウツボカズラなどの植物の宝庫と言われていますがかなりハードな道のりとなります。
トレッキングや登山にはサバ州公園局からの特別許可が必要となるのでご注意ください。
サバ州公園局ウェブサイト:https://www.sabahparks.org.my/
シンガポールと同じぐらいの大きさもあるキナバル公園。
世界遺産のキナバル公園の大自然を肌で感じに訪れてください。
今までに見たことのない不思議な動植物との出会いや体験をすることができます。
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